ループイフダンのパフォーマンスを考える。

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ループイフダンは短期トレードと長期トレードのどちらがいい

ループイフダンは自動取引手法の一つで、あらかじめ値幅を決定しておき、その値幅に達した時に新規注文と決済注文を繰り返すトレードです。サラリーマンをしていたり、育児をしていたりして、普段チャートを見る時間が少ない方にとっては勝手にポジションを管理してくれるので大きなメリットがあるシステムです。トレードには、時足以下のチャートを見て新規注文、決済注文を判断する短期トレードと、時足以上、日足未満ぐらいのチャートを見ながらトレードする中期トレード、日足以上のチャートを見ながらトレードする長期トレードとに大きく分けることができますが、ループイフダンは基本的に長期投資に向いているシステムです。少なくとも中期トレード以上にして、あまり短期トレードをしない方がいいでしょう。理由は短期トレードでは値幅が取れず利益が出ないからです。勿論、短期トレードの方がトレード回数は多くなります。しかし、ループイフダンは他の自動取引システム同様にスプレッドが広く設定されています。このため短期トレードのように値幅が取れないトレードでは、スプレッドによって取れた値幅のほとんどが相殺されてしまうのです。スプレッドはある意味手数料のようなものなので、利益に対する手数料、つまりコストの割合を減らすためには長期トレードで一つの注文あたりなるべく大きい値幅を取る必要があるのです。以上のことから、ループイフダンは短期トレードをするよりも長期トレードをする方が、パフォーマンスがよくなりやすい傾向があると言えます。どうしても長期トレードの場合はなかなか注文が入らず、ポジションがない状況にイライラするところもあるかもしれませんが、落ち着いてどっしりと構えたトレードを心掛けましょう。

ループイフダンでパフォーマンスを上げるためには長期トレンドを読むことが大切

ループイフダンでは買いポジションと売りポジション、どちらの注文が入るようにするか指定することができますが、パフォーマンスを上げるためには長期トレードに逆らわないトレードを心掛けるべきです。例えば、1時間足から日足のチャートだけ見るとトレンドが上昇傾向にあっても、週足や月足のチャートではトレンドが下落傾向にあることはよくあります。このような場合は、1時間足や日足よりも週足や月足チャートに逆らわないトレードを心掛けるべきです。安易に短期的に上昇しているからループイフダンで買い注文が入るように仕掛けておこうと考えるのはいけません。これは裁量トレードでも同じことが言えますが、基本放置するループイフダンの場合には余計に強く意識しなければなりません。基本的にトレンドの方向に向かってレンジブレークすることが多いので、レンジブレークした場合に大きな損失を背負う可能性があります。特にループイフダンのようなシステムトレードでは、ブレーク時に即座に対応することが難しく裁量トレードよりも大きな損失が出る可能性が高いため、なるべくブレーク時に損失を負わない確率が高い方向にポジションを持つべきです。

長期チャートから値幅を決定する

ループイフダンでパフォーマンスを上げるためには値幅設定が非常に重要になります。値幅設定は何を根拠に決定するのかというと長期チャートを見てから決定します。ループイフダンの特性上、レンジ相場で利益を積み重ねていきます。つまり、チャート上でどの程度の値幅のレンジを作っているのかを把握することが重要となります。その際には必ず短期のチャートではなく、長期のチャートを見るようにしましょう。なぜなら、前述の通り、ループイフダンでパフォーマンスを上げるためには長期トレードで値幅を大きくとっていく必要があるからです。長期トレードで値幅を取ろうとしているのに短期足のチャートを参考にすることは矛盾が生じます。長期トレードをする際には必ず長期のチャートのレンジ幅を意識するようにしましょう。長期チャートを見て、レンジ幅を確認したら、そのレンジ1往復で何回注文が入るようにするかを考えます。レンジ幅をそのままループイフダンの値幅に設定すると、注文や決済が入りにくくなるので、少なくとも値幅は長期チャートのレンジの2分の1にはする必要があります。レンジ幅の3分の1や4分の1に設定することを推奨します。ただし、値幅設定を狭くし過ぎると、スプレッドの影響が大きく出てしまうことになるので、その点は注意しておきましょう。

レンジブレーク時の対処法を明確にする

ループイフダンでパフォーマンスを上げるためには、リスク管理も重要になります。ここまででも説明してきた通り、ループイフダンは基本的にはレンジ相場で利益を積み上げるシステムトレードです。このため、レンジブレークした時にはループイフダンの強みが発揮できません。レンジブレークしたら、余程自身のある利確ポイント、損切りポイントがある場合を除いて、一旦ポジションを手じまいしてしまうことをおすすめします。そして、その後ボラティリティが小さく収束してきて、再び明確なレンジ相場を形成した場合に再度ループイフダンの設定を考えて注文すればいいでしょう。そもそも、私がこれまで紹介してきた手法の根拠となるのは、長期チャートのレンジ相場の話です。レンジブレークしたらそれは一切通用しなくなるので、トレードに根拠が無くなってしまいます。根拠が無くなってしまったトレードでは利確ポイント、損切りポイントを見誤る恐れがあります。勿論、そのまま放置しておいた方が、利益が出る可能性も否定できません。ただ、それは結果論であって、利益を出すためにより確率の高い方法だという根拠はどこにもなく、ただのギャンブルです。そういった感覚を持てる人であればポジションを持ち続けてもいいと思いますが、あとで含み益が減ったことに気落ちする性格であれば、一旦手じまいするようにしましょう。ちなみにループイフダンで設定していないタイミングで決済注文を出すためには一度、そのループイフダンをストップしてから、持っているポジションを決済する手続きをとる必要があるので注意しましょう。ループイフダンをストップしたからといって決済が行われるわけではありません。

ループイフダンの注文設定をする時に、最悪どの程度の損失が出る可能性があるのか逆算しておく

ここでもループイフダンのリスク管理の話になります。ループイフダンの注文設定を行う際にどの程度の損失が出る恐れがあるのか事前に把握しておくことが重要です。例えば、レンジ相場で買いポジションを持つトレードを指示するとします。この場合ループイフダンで持ったポジションの損切りポイントはレンジを下抜けした時です。注文設定をする際に、レンジを抜けた際には、どのくらいのポジションを持っていて、どのくらいの含み損がある状態なのかは逆算できると思います。その損失が自分の許容できる範囲に抑えておくことが重要です。特にループイフダンのようにシステムに頼ったトレードの場合には、含み益が出ても余裕があるぐらいのロットにとどめておく方がいいでしょう。レバレッジに余裕を持って精神的にも余裕を持てるようにしましょう。ループイフダンの場合は含み損が出ることが前提となっているトレードなので、含み損に精神的に負けることがないようにロット数をコントロールすることが大切です。


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