ループイフダンと「iサイクル」

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ループイフダンとiサイクルの歴史

ループイフダンもiサイクルも、どちらもFX取引で自動で為替の売買ができるツールであるという部分では共通しています。
そもそも、こういった連続発注機能はマネースクウェア・ジャパンというFX会社の「トラリピ」が元祖と言える存在で、2007年のリリース開始から数年間、トラリピが特許に守られる形で新たな連続発注機能のサービスが定着する事はありませんでした。
しかし、2013年に「ループイフダン」が、2014年には「iサイクル注文/サイクル注文」といった新しい連続発注機能サービスが相次いでリリースされており、現在でも様々なFX会社から幾つもの類似サービスが続々と発売去れ続けています。この流れを受け、特許権侵害を理由にマネースクウェア・ジャパンはiサイクルの運営会社である「ライブスター証券」を2015年に東京地裁に提訴しています。
翌年の2016年にはライブスター証券がiサイクルの特許を取得しましたが、今度は別件の特許権侵害があったとして再びマネースクウェア・ジャパンがiサイクルを提訴するという事態になりました。
と言っても、この問題が我々サービス利用者に不利益を及ぼす可能性は低く、もし運営に何らかの影響があればその時にサービスの乗り換えを検討すれば問題は無いでしょう。


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ループイフダンとiサイクルの違い

ループイフダンとiサイクルそれぞれを比較すると、以下のような7つの相違点が見られます。

  1. 通貨ペア数 ループイフダン:4通貨ペア、iサイクル:24通貨ペア
  2. 取引手数料 ループイフダン:無料、iサイクル20円
  3. 注文方法 ループイフダン:成行、iサイクル:指値/逆指値
  4. 値幅・利益幅 ループイフダン:選択 iサイクル:自動
  5. ポジション数 ループイフダン:自由設定、iサイクル:自動
  6. スワップ金利 ループイフダン:高め、iサイクル:低め
  7. スプレッド ループイフダン:広め、iサイクル:狭め

これらの相違点をまとめてそれぞれの連続発注機能を評価するとすれば、ほとんどの売買をほぼ自動でやってくれるiサイクルがより初心者向け、発注機能を自分で設定して取引を行うループイフダンが少し上級者向けといった感じでしょうか。
と言っても、ループイフダンとiサイクルはそれぞれにそれぞれの長所・短所があるため、自分が今後どのようなFX取引をしていきたいかによって使い分けていく必要があります。
機能的には「トラリピ>iサイクル>ループイフダン」の順、取引の柔軟性を求めるなら「トラリピ>ループイフダン>iサイクル」、取引ロスの少なさで言えば「ループイフダン≒iサイクル>トラリピ」といった感じでしょうか。

ループイフダンとiサイクルはどんな人にオススメ?

まずiサイクルの場合は1取引毎に20円の手数料がかかりますが、ループイフダンは取引手数料は無料です。
週末トレーダーのように普段の取引数が少ない方であればそこまで違いを感じる事はありませんが、やはり複数の通貨を並行して売買している場合や、毎日こまめに売買を繰り返しているような方だとループイフダンの方がお得になります。
しかし、ループイフダンの通貨ペア数は米ドル/円・ユーロ/円・英ドル/円・豪ドル/円の4種類のみ、しかもどれも値動きがお互い干渉し合うような関係の通貨なので、リスク分散の面ではデメリットもあります。
それに対して、iサイクルは全24種類の通貨ペアの取引が行えるようになっており、これは連続発注機能の本家本元と言えるトラリピの倍以上の水準です。
ただ、中には若干マイナーな通貨も含まれていますし、手数料の問題で取引をする通貨が増えるほど手数料も多く掛かってしまうため、必要に応じてループイフダンとiサイクルを選び分けるのが良いでしょう。
ちなみに、ループイフダンもiサイクルも「値幅や利益幅・ポジション数を少ない選択肢から選ぶ」もしくは「運用資金と設定範囲に合わせて自動計算」いずれかの方法でしか売買できないので、設定を自在に行えるトラリピと比べると発注機能の融通が利きにくいと評価される事が多いです。
とは言え、FX取引の知識に自信が無い人にとっては、分かり易く選択肢を提示してくれたり、自動で計算をしてくれる方が取っつきやすいという良い一面もあります。
なお、ループイフダンの「選択方式」とiサイクルの「自動計算方式」の2つで比較すると、どちらかと言えばiサイクルの方がより初心者向けで、自分で収益計算をしなくても(もちろんするに越した事は無いですが)ある程度安定した取引が行えます。
しかし、ループイフダンはポジション数が自在に設定できますし、スワップ金利もこちらの方が高いので、ある程度取引に慣れてきた人や、より効率的に稼ぎたいというケースでは、iサイクルよりループイフダンの方が使いやすいです。

ループイフダンとiサイクルがオススメできないケースもある

ループイフダンとiサイクルは「FX取引のロスを減らす」という事に重きを置いたツールであり、例え自分が持っている為替の価格が下がってしまったとしても、大きな損をしないように自動で処理してくれるという大きなメリットを持っています。
しかし、「これからもっと価格が上がるかも」という時でも、それ以前の設定した範囲の価格の内に売ってしまうため、時には大きく稼ぐチャンスを逃してしまう事もあるのです。
また、「一旦価格が下がったけどすぐ元に戻るだろう」と言った時も設定した値下がり金額に達した時点で売ってしまうので、場合によっては無駄に損をしてしまうケースもあります。
そのため、ある程度の知識・経験がある人の場合はループイフダンやiサイクルは長期運用に向いておらず、プロのトレーダーさんなどループイフダンとiサイクルのこういった部分を嫌う方もいるようです。
ただ、こういった為替の自動売買ができるツールを利用する人の多くは付きっきりで値動きなどの監視できない副業トレーダーさんですし、細かい設定無しで安定したFX取引ができるというメリットは大きいです。

ループイフダンとiサイクルのその他機能について

ループイフダンとiサイクルには、連続発注ツールとしての基本的な機能以外にも以下のようなサブ機能があります。

  1. 相場追従機能
  2. スマホアプリとの連動

相場追従機能とは為替市場の相場の変動に合わせ、売買を行う想定レンジ(設定範囲)が自動で追従してくれる機能の事で、この機能のおかげで利用者は細かくチェックをしなくても安定した取引が行えるようになっています。
ただし、為替価格の下がり幅が大きく・上がり幅が小さいような状況が長く続いてしまうと、少しずつ資金が減っていってジリ貧になってしまう事もあります。
この辺はどんな取引でも同じですが、市場に何らかの大きな動きがあるような時はシステムに全てを任せるのでは無く、ある程度設定などをこまめにチェックする事も大切です。
幸い、ループイフダンにもiサイクルにも専用のスマホアプリと連動する機能があるので、そういった便利なツールも併せて上手く活用していきましょう。

ループイフダンとiサイクルはどっちが良いの?

ループイフダンとiサイクルのどちらか一方が格段に優れていて、どちらか一方が特別に劣っているという訳ではありません。
ここまで色々な部分で2つのツールを比較してきましたが、どちらも初心者からプロのトレーダーさんにまで幅広く愛用されている連続発注機能サービスです。
とは言え、使える機能や取引できる通貨の種類、UI周りのシステムも全く違う物同士ですので、利用される時は両者をしっかり比較して検討する事をオススメします。
ループイフダンもiサイクルも「これじゃなきゃヤダ!」という方がいるくらい根強い人気を誇るサービスなので、これらを活用する事でFX取引がより便利なものになる事に間違いはありません。

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