ループイフダンをストップさせるとき

PR

ループイフダンをストップさせるのはどんな時か

ループイフダンは自動売買の草分け的な存在として、今もサービス提供がされています。そんなループイフダンですが、自動であるがゆえに24時間常に動いているもののいつかは止める時がやってきます。その止める時のタイミングはどのようなタイミングなのか、またどういった状況で止めるのが望ましいのかについてお話ししていきます。
まずループイフダンを止める時、ストップさせる時はどんな状況なのでしょうか。それは含み損が膨らみ過ぎてしまって損切りを行うという目的で行う状況、自分が長期間ループイフダンをチェックできない状況、あるいは十分な利益が出たため資金を回収したい状況で行います。
ループイフダンを行っていると状況によっては含み損が増えすぎてしまい証拠金を超える場合があります。越えた場合は証拠金を超得た分を追加証拠金として支払う必要があるのです。つまり、利益を出すどころか逆に更にお金を支払うという状況になるのです。そういった場面を回避するという目的でストップさせます。
長期間ループイフダンのチェックができない状況もストップさせる状況です。特にゴールデンウィークや年末年始と言った多く業種が休みを取る時期は市場の流動性も低下します。そうなると急激な値動きが起きやすく、いきなり強制ロスカットと言うことも珍しくありません。そういった事態を回避するため、事前にストップするということを行う方もいます。
十分な利益が出て別の資産運用や自分で利用する場合もストップさせるタイミングと言えます。ストップさせてそこから決済を行います。多くの場合この状況でのストップを目指しているのではないでしょうか。
この他にも嫌になって辞めたい時や別の自動売買に挑戦したい時などネガティブな理由、ポジティブな理由様々な理由でストップさせる場合があります。

ループイフダンをストップさせる手順

具体的にループイフダンをストップさせる手順について紹介します。手順は簡単で照会画面からSTOPボタンのクリックで完了です。ただし、アイネット証券とひまわり証券では手順が若干異なるので、それぞれの手順についてお話しします。
まずアイネット証券のループイフダンをストップさせる手順ですが、ループイフダン【照会】(アプリ版はループイフダン【データ照会】)と書かれたボタンをクリックします。PCダウンロード版、ブラウザ版、スマホ版(Android、iPhone)、タブレット版でボタンの形状や表示が異なりますが項目に関しては共通したものになっています。すると運用中のループイフダンが表示されます。運用を停止するループイフダンを選択し、運用の詳細画面(取引数量や開始日、決済予定損益などが表示された画面)を確認して「STOP」ボタンを押すかクリックすれば停止します。
ひまわり証券ですが、画面上にあるループイフダン照会のボタンを押します。ひまわり証券の場合は共通しており分かりやすくなっているのが特徴です。次に使用している運用システム(ループイフダン)の一覧が表示されますから、停止したいループイフダンを選び「運用詳細画面へ」ボタンを押します。するとアイネット証券同様運用詳細画面(項目はアイネット証券と同じ)が表示されますから、右隅にある「STOP」ボタンを押せば画面に停止確認のメッセージが表示されます。「OK」ボタンを押すと停止完了のメッセージが表示されて完了します。
操作自体は簡単ですが、それぞれの共通の注意事項として、最初に挙げたいのがストップしたループイフダンの再稼働はできないということです。そのため同じ設定で始めたい場合はその設定をメモしておき、再び新規設定でスタートさせる必要があります。このほかストップだけでは決済されないこと、ストップすれば新規注文は行わないこと、ストップ時に残った注文は保持されること(決済や決済注文の訂正・取消を行うか、一括決済・一括注文取消などの操作が必要)と言ったものに注意が必要です。

ループイフダンをストップさせて決済する

前の項目でお話しした通り、ストップだけでは決済されません。稼働を停止させた後にポジション決済と呼ばれる方法で銀行へ入金させる手続きが必要になります。
この手続きを行うにはアイネット証券とひまわり証券でやや異なります。
アイネット証券でストップを行い決済する方法はストップしているループイフダンを全て決済する一括決済とストップさせているループイフダンのうち、決済が終わったポジションのみを決済する個別決済に分かれます(決済が終わっていないポジションはそのまま残る)。一括決済の場合は「ポジション照会」をクリックし、「ループイフダン」を選択します。一括決済したいループイフダンの項目を選択します。他注文取消の欄があるのでチェックを入れ、注文内容を設定し、「注文確認」をクリック、内容を確認後「注文」をクリックすることで残った注文も含めて全て決済を行ってくれます。個別決済にする場合はチェックを入れないようにして同じ操作を行うことで可能になります。
ひまわり証券の場合は取引画面メニュー内の「ループイフダン照会」ボタンをクリックするとループイフダン照会画面が表示されます。ここから「運用履歴一覧はこちら」のボタンを押します。これを押さないと該当のループイフダンが存在しませんと言う表示になってしまっているので少し戸惑います。ボタンを押すと過去に運用していたループイフダンの一覧が表示されます。「決済/取消」ボタンが出ているものは決済できるので、希望のストップしたループイフダンを押します。次に一括決済を行う場合は「許容スリップ」(クイック注文を出した時点の値段より不利な値段で約定しそうな場合の値段の差額)の欄に数字を入れます。1銭たりとも許さない場合は0、99銭(0.99円)まで大丈夫なら990などの数字を入れます。入力後「一括決済」ボタンをクリックすると、一括決済の確認画面が表示されますから「OK」を押せば完了します。
ひまわり証券の方がやや操作が難しいという印象です。

ループイフダンをストップさせた後に残ったポジションは?

ループイフダンをストップさせた後気になるのが残ったポジションです。これらはどうなるのかと言うと利益が確定した時点で勝手に決済を行っていきます。一括決済を行えば残ったポジションも強制的に決済を行いますが、部分決済を行った場合は利益確定次第徐々に決済が行われるのです。ただし、仮に相場が戻らずずっと利益が確定できない低価格の相場で動いた場合は延々と決済されずに残るので注意してください。一括決済を行えば簡単に利益が確定し、現金が戻ってきますが、個別決済を行えば利益確定してから徐々に決済されていく分やや多めの利益が期待できます。ただし、先ほどお話しした通りの相場の流れになった場合決済されずにそのまま残ってしまうことがまれにあるので注意が必要です。

ループイフダンをストップさせる理想的なタイミング

ループイフダンをストップさせる理想的なタイミングは高値付近でシステムを止めるのが理想です。「ループイフダンの利益=決済利益+スワップの利益-スワップ損失-含み損」で求められます。少しでも利益を出すには含み損を減らす必要があります。この含み損はループイフダンを始めてからの最高値からストップした時のレートを引いたものでおおよその目安を出すことができます。つまり、理屈の上ではループイフダンを始めてからの最高値の段階でストップさせれば含み損は最小限に抑えられます。これが理想的なタイミングですが、稼働していきなり最高値を迎えた場合、肝心の自動売買での儲けがほとんどない状態になってしまうので、その点が難しい所ではあります。しかし、いずれにしても高値の段階でストップさせて決済すれば利益も出やすいということは確かであり、理想的なタイミングはそれに加えて十分なループイフダンの決済利益とスワップでの利益が出ているという状態になります。


関連記事:
「ループイフダンとは?」「FX自動売買システム、どれがいい?」設定&デモ機能も徹底解説

ループイフダン・ラボとは-Author information-

ループイフダン・ラボ
ループイフダン情報専門メディア、ループイフダン・ラボ。
ループイフダンに関する有益な情報のご提供に努めて参ります。

メディア掲載歴(一部。順不同)
・NewsPicks
・ビズハック!
・@nifty ビジネス
・BIGLOBEニュース
・Business Times
・excite.ニュース
・Infoseekニュース
・Mapionニュース
・NEWSCAST
・RBBTODAY
・SANSPO.COM
・Trend Times
・zakzak
・とれまがニュース
・朝日新聞デジタル&M
・財経新聞