ループイフダンと「ユーロドル」

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そもそもループイフダンとは何か?

ループイフダンはイフダン注文とその決済を自動的にくり返し行う自動売買システムのことです。イフダンとは、あるレートで新規買い、もしくは新規売り注文を発注すると同時に設定した値幅での決済注文も同時に発注される注文です。ループイフダンには、そのイフダン注文を繰り返すシステムが付け加えられています。例えば、買いポジションが新規注文される値幅AのループイフダンをレートBで発注された場合、まずBで買いポジションを持つことになります。例えばそこからAだけ値上がりした場合、最初のポジションが決済され、それと同時にA+Bのレートで新たな買い注文が発注されます。このポジションも同様に値幅Bをとった2A+Bのレートになった時に決済され、新たな買い注文が入ります。ちなみに、Bで入った買い注文がA+Bで決済された後にBに再びレートが戻った場合には再びBで買い注文が入ります。また、逆に値下がりして、-A+Bのレートになった時も買い注文が入ります。このような注文と決済が連続して起こるのがループイフダンです。このループイフダンはユーロドルで運用していくことを特におすすめします。では、なぜユーロドルでの運用をおすすめするのかについてここからは紹介していきます。

ユーロドルのループイフダンをおすすめする理由:出来高が大きい

ユーロドルのループイフダンをおすすめする理由としてまず、出来高が大きいことが挙げられます。ユーロドルは出来高が全法定通貨ペアの中でナンバーワンとなっている通貨ペアです。出来高が大きいことが何を意味するのかというと、まず規則的なチャートになりやすいことが示唆されます。トレーダーはトレンドラインなり、フィボナッチ指数なり、移動平均線なり、節目のレートなりテクニカルを意識してトレードします。それは大口の金融機関でも同様です。テクニカル分析を意識してトレードするということは、予測できるポイントで短期的なトレンド転換をして、レンジ相場に収まろうとすることを意味します。ループイフダンはレンジ相場の中で利益を出しやすい自動売買システムであるため、レンジ内に収まりやすい通貨ペアの方がループイフダンをする上では有利に働きます。つまり、全通貨ペアの中で最も出来高の大きいユーロドルはレンジ相場の中に収まりやすく、ループイフダンの取引に最も適していると言えるのです。
また、基本的にはループイフダンはトレンドやレンジ相場を規則に従って形成しやすい中長期投資に向いているのですが、ユーロドルの場合は出来高が大きい分、短期トレードでも他の通貨よりはトレンドやレンジ相場の規則を守りやすい性質があります。このため、ユーロドルなら他の通貨ペアよりは短期トレードでもループイフダンを適用しやすいというメリットもユーロドルにはあります。

ユーロドルのループイフダンをおすすめする理由: ボラティリティが小さい

ユーロドルのループイフダンをおすすめする理由として、ユーロドルのボラティリティが小さいことも挙げられます。ユーロもドルも先進国で利用されている通貨であるため、通貨価値がある程度確立していて、安定した値動きをします。この2つの通貨を組み合わせたユーロドルの通貨ペアは最も安定した値動きをする通貨ペアと言えます。ボラティリティが小さいと聞くと、値幅が取りにくくて、利益が出にくいイメージがつきまとってしまいますが、それにも勝るメリットがあります。それはレンジ相場やトレンドからチャートが抜けてしまった時に起こる急騰、急落の幅が少ないことが挙げられます。ループイフダンのパフォーマンスを何が一番左右するのかというと、テクニカルを逸脱した時に起こる急騰、急落時にいかに損失を少なくすることができるかというリスク管理の部分です。つまり、急騰、急落の幅が少ない方が、ループイフダンを運用していく上では有利に働くのです。そういった意味で共に安定通貨である通貨ペアのユーロドルはループイフダンに最も適した通貨ペアと言えるのです。

ユーロドルのループイフダンの長期的戦略

ここまで紹介してきたユーロドルのループイフダンのメリットを考慮に入れた上で、今後ユーロドルのループイフダンを運用していく上での長期的戦略について紹介します。ユーロドルの週足チャートを見ると、ユーロドルのチャートは2018年から2019年にかけて右肩下がりのトレンドを描いていることが分かります。しかも比較的一定間隔の値幅で上下を繰り返していて、規則性が見られます。これはループイフダンで利益を出す絶好のチャンスのように思えます。週足チャートの上値と下値がともに切り下がっているところにトレンドラインを引いて、上側のトレンドラインと接触するぐらいのタイミングでユーロドルの売りのループイフダンを入れておくと下げトレンドから大きな利益を得ることが期待できます。ちなみに上のトレンドラインを上抜けて、トレンドを逸脱した場合に備えて、なるべくロスカットを少なくするために、上のトレンドラインに近づけたタイミングで発注することをおすすめします。週足チャートを見ると、下のトレンドラインと上のトレンドラインとの剥離が0.04ドル程あります。値幅は0.001ドル、0.002ドル、0.004ドル、0.006ドル、0.010ドルから選択することができるのですが、上下のトレンドライン内で収まる相場を想定すると、0.010ドルの値幅でポジションの数がレンジ内に最大5つできます。週足チャートを見ての取引なので、個人的にはこれぐらいの値幅を推奨しますが、これだとなかなか注文、決済が行われないと思うので、もっと細かく注文、決済が入るようにしたい場合は0.006ドルや0.004ドルの値幅を設定してみてもいいかもしれません。基本的には下降トレンドになっているので、この設定を放置すればいいと思うのですが、もし上のトレンドラインを上に抜けた場合にはロスカットを検討しなければなりません。ただ、少しだけ上のトレンドラインを上に抜けて、また、トレンドに回帰するというのはよくあることなので、トレンドラインからある程度離してロスカットを検討するべきです。ロスカットの目安としては、前回つけた高値を更新したタイミングが一つのポイントとなります。直近高値を更新してくると、一気に上に跳ね上がるリスクが高まります。

今後のユーロドルのループイフダンでの注意点

やはり、ここまでで紹介した上のトレンドラインを上に抜けて、直近高値を更新する展開にならないかを注視しておくべきです。ファンダメンタルズの面では、トランプ大統領がドル安に不満を持っているため、ドル安を促すような発言を繰り返す恐れがあると思うので、注意が必要です。また、FRBが2019年7月31日に久々の利下げに踏み切り、今後も利下げの可能性を残しているので、FOMCに関わる要人の利下げ示唆発言でドル安の流れが強まる恐れは今後もあるので、要人発言に注意しておくべきです。一方のユーロに関してはどちらかと言えばECBは追加利下げを検討する方向に向かっているので、もし追加利下げを見送ったり、追加利下げを行った後に、更なる利下げを視野に入れていない要人発言が発表されたりすると、ユーロ高が進んでユーロドルが高騰する恐れもあるのでユーロ側の動きにも注意が必要です。また、イギリスのブレクジットの動向次第でユーロ高が起こる可能性もあるので、イギリスのユーロ離脱に関する動向にも注目しておくべきです。


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