ループイフダンの「1ロット」とは

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ループイフダンの1ロットは1000通貨

リピート系FXの自動売買ツールとして人気の高いブランドに「ループイフダン」があります。ループイフダンはFXの取引において、ループ(繰り返し)に、イフダン注文(買いと売りの注文を同時に発注)をすることから、その名が付いています。最初に取引方法を設定すると、その設定通りに自動的な売買を繰り返すため、利用者は運用結果を確認するだけで済みます。

取引の設定項目の一つに、取引数(通貨量)があります。ループイフダンの取引数の単位(1ロット)は1,000通貨です(メキシコペソ/円と南アフリカランド/円は1万通貨単位)。以前は1万通貨単位での取引が多くありましたが、現在は1,000通貨単位での取引が一般的です。なお、口座資金額がオーバーしなければ、何ロットでも注文ができます。

ループイフダンの発注はロット単位になります。当然、利益もロット単位で算出されます。例えば、1ドル:110円で買って、111円で売った場合は1円の儲けになりますが、取引数量が1,000通貨の場合は1,000円の儲けになります。逆に、為替損が1円の場合は1,000円の損失となります。

ループイフダンの1ロットの取引に必要な資金

ループイフダンは小さなトラップ幅の売買を繰り返します。例えば、米ドル/円のトラップ幅は10・15・25・50・100銭になっています。10銭をトラップ幅に設定すると、仮に為替相場が110円0銭だった場合、110円0銭、109円90銭、109円80銭というように、10銭ごとにポジションを持つことになります。そのポジションごとに1,000通貨を所有することになり、それだけの資金が必要になります。

仮に、1ドル:110円0銭だった場合、1,000通貨では110円0銭×1,000通貨=110,000円が1回の取引で必要になります。そして、ループイフダンには最大ポジション数と言って、ポジションをいくつ持つのかということを設定します。そこで、最大ポジション数を5本に設定すると、トラップ幅が10銭の場合は、為替相場が109円60銭になった時に5本のポジションを持つことになります。為替相場が40銭下がっただけで、110,000円×5ポジション=550,000円が必要ということです。

しかしながら、FXの取引には「レバレッジ」というシステムがあります。レバレッジというのは「てこの原理」の意味であり、少額の資金で高額な取引のできることを表しています。そして、FX取引では通常、25倍のレバレッジが可能になっています。

従って、取引金額は550,000円であっても、実際に必要な資金は25分の1の22,000円で済みます。この金額が取引に必要な最低金額であり、「必要証拠金」と言います。

ちなみに、22,000円という金額はトラップ幅を10銭に設定した場合のことです。トラップ幅を50銭に設定すれば、為替相場が110円0銭から109円60銭に下がったとしても、2本目のポジションの購入はありません。トラップ幅を50銭とした時に5本のポジションを所有するのは、為替相場が108円0銭まで下がった時です。トラップ幅に関しては、資金的な余裕を考慮しながら決めることが大切です。

ループイフダンが値下がりした場合の1ロットの必要資金の変化

ループイフダンにおけるトラップ幅は通貨ペアによって異なります。米ドル/円では前記したように、10・15・25・50・100銭になっており、豪ドル/円は10・20・40・80・100銭です。当然、トラップ幅が狭いほど、ポジション数が多くなります。そのため、為替相場が値下がりした場合は基本的に損失額が多くなり、必要資金が増大します。

損失額の計算をいちいちするのは非常に手間がかかるため、ループイフダンではホームページに「目安資金表」というものが掲示されています。各通貨ペア、各トラップ幅ごとに「損失合計額」、「取引証拠金」、「目安必要資金」、「ポジション数」の4項目が一覧になっており、一目で数値が確認できます。

・豪ドル/円の場合
仮に、豪ドル/円を損切なしで1ロット(1,000通貨)を運用するとします。為替相場が1円と5円下がった場合のトラップ幅ごとの数値は以下になります。取引証拠金は3,200円(通貨価格80円、レバレッジ25倍)とします。

1.損失合計額
①1円の値下りの場合
・10銭:6,600円
・20銭:4,200円
・40銭:2,400円
・80銭:2,400円
・100銭:3,000円

トラップ幅10銭で運用した場合、ポジション数は開始時の1ポジションと10銭ずつ追加された10ポジションで、合計11本持つことになります。この11ポジションがそれぞれ含み損を抱えることになり、金額は以下になります。
・1本目:1,100円
・2本目:1,000円
・3本目:900円
・4本目:800円
・5本目:700円
・6本目:600円
・7本目:500円
・8本目:400円
・9本目:300円
・10本目:200円
・11本目:100円
この含み損の合計が「損失合計額」の「6,600円」となります。

同様に、20銭で運用した場合は以下になります。
・1本目:1,200円
・2本目:1,000円
・3本目:800円
・4本目:600円
・5本目:400円
・6本目:200円
合計4,200円

②5円の値下りの場合
・10銭:132,600円
・20銭:70,200円
・40銭:36,400円
・80銭:22,400円
・100銭:21,000円

2.取引証拠金
含み損の総額となる損失合計額を考慮しない場合に必要な取引証拠金です。
①1円の値下りの場合
・10銭:35,200円
・20銭:19,200円
・40銭:9,600円
・80銭:6,400円
・100銭:6,400円

10銭の値幅で運用している場合、為替が1円値下がりすると11のポジションを所有することになります。従って、1ポジションに対する取引証拠金が3,200円であるため、取引証拠金の総額は以下になります。
3,200円×11本=35,200円

なお、この金額には含み損が考慮されていないため、口座に35,200円しかない場合は、強制ロスカットになります。

②5円の値下りの場合
・10銭:163,200円
・20銭:83,200円
・40銭:41,600円
・80銭:22,400円
・100銭:19,200円

3.目安必要資金
損失合計額と取引証拠金を合計した額です。
①1円の値下りの場合
・10銭:41,800円
・20銭:23,400円
・40銭:12,000円
・80銭:8,800円
・100銭:9,400円

現時点の為替相場において、ループイフダンの運用のできる最低限の金額になります。1円値下がりすると、トラップ幅が10銭の場合は、損失合計額の6,600円と取引証拠金の35,200円を足した41,800円が運用における最低限の金額になります。

②5円の値下りの場合
・10銭:295,800円
・20銭:153,400円
・40銭:78,000円
・80銭:44,800円
・100銭:40,200円

4.ポジション数
各トラップ幅で運用した場合に所有することになるポジション数が示されています。
①1円の値下りの場合
・10銭:11本
・20銭:6本
・40銭:3本
・80銭:2本
・100銭:2本

②5円の値下りの場合
・10銭:51本 
・20銭:26本
・40銭:13本
・80銭:7本
・100銭:6本

当然、トラップ幅の設定を小さくすると抱えるポジション数は増えます。資金が少ない内は、トラップ幅を大きめに設定するのが得策です。


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