ループイフダンと「レバレッジ規制」

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レバレッジ規制とは

ループイフダンで資産運用する際に欠かせないのが、レバレッジ取引です。

レバレッジとは、日本語に訳すと「てこの力」という意味になります。
“てこの力”という意味から想像できるように、少ない資金を使って大きな取引をすることをレバレッジ取引といいます。

少ない資金を“証拠金”としてループイフダン業者に預けておくと、その証拠金の何倍ものお金を動かして資産運用ができます。
たとえば、1ドル100円のレート時に1,000ドルのドルを購入したい場合は、100,000円必要になります。
しかし、10,000円しか用意できないという場合があります。
こんな時に役立つのがレバレッジ取引です。
レバレッジ10倍で取引する場合、10,000円で100,000円分のお金を動かせるので1,000ドルを購入できるのです。

このように、本来用意できる資金以上のお金を動かすのがレバレッジ取引であり、証拠金に対して何倍のお金を動かすのかを表したものが“レバレッジ倍率”となります。
レバレッジ倍率は「レバレッジ〇倍」などと表します。

レバレッジ取引の特徴はハイリスクハイリターンにあります。
1ドル100円のレート時に、元金10,000円でレバレッジ取引をしなかった場合、100ドル購入できます。
1ドルが110円になった場合、1,000円の利益にかり、1ドルが90円になった場合は1,000円の損失になります。

ところが、10,000円の元金をレバレッジ10倍で取引した場合、1,000ドル購入できることになります。
すると、1ドルが110円になった場合は10,000円の利益に、1ドルが90円になった場合は10,000円の損失となります。
このようにレバレッジ取引は非常にハイリスクハイリターンとなっており、レバレッジ倍率が高くなればなるほどハイリスクハイリターンになります。

このレバレッジは、2008年にリーマンショックが起きるまでは特に規制されておらず、何百倍ものレバレッジ倍率によって資産運用をすることができていました。
しかし、リーマンショックを受けてレバレッジのハイリスクというデメリットが浮き彫りになり、2009年8月3日に「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」が公布されて2010年8月1には、日本の業者はレバレッジ規制をかけられて“レバレッジ50倍”までの資産運用しかできなくなりました。
さらにレバレッジ規制は厳しくなり、2011年8月11日には“レバレッジ25倍”までの資産運用しかできないように制限されました。

そして、更なるレバレッジ規制が検討されているのです。
つまり、ループイフダンで得られる利益がさらに減少する可能性があるのです。

ループイフダンで利益減少の危機~レバレッジ規制10倍検討~

2017年9月に、日経新聞で「FX証拠金倍率を引き下げ。10倍程度に金融庁検討」と報道されました。
簡単に説明すると、金融庁がレバレッジ倍率を10倍に規制しようと検討しているという内容です。

金融庁はレバレッジ25倍であっても、外国為替相場が急変動すると想定を超える損失を抱えるリスクがなお高く、約5,000兆円という取引高を誇る日本市場の安定化を図ろうとしてレバレッジ比率を10倍に規制しようとしているのです。

これがループイフダンにどのような影響を与えるのか具体例を出して説明しましょう。
たとえば、1ドル100円のレートの時に1,000ドルを購入するとします。
現行(2019年8月時点)のレバレッジ25倍ならば、4,000円の証拠金さえ用意すれば問題ありませんでした。

しかし、レバレッジ倍率が10倍に規制されると10,000円用意しなければいけなくなってしまいます。
もし、4,000円しか用意できない場合はたったの400ドルしか購入できません。
レバレッジが25倍ならば、1ドルが110円になったら1,000円の利益を得られるものが、レバレッジ10倍たと400円しか利益を得られなくなってしまうのです。

つまり、レバレッジ倍率が25倍から10倍に規制された場合、ループイフダンの資産運用を最大レバレッジで行っていた場合、利益が60%も減少してしまうのです。

金融庁が検討しているレバレッジ10倍規制は、ループイフダンの資産運用で生活している人にとっては、生活がかかった大問題となっているのです。

ループイフダン利用者が一先ず安心できる結果に~レバレッジ規制10倍は見送り~

レバレッジ倍率を10倍にするかどうかを決める検討会が有識者たちによって6回行われました。
有識者は、立正大学経済学部教授の池尾和人さんを座長とし、弁護士や教授などがメンバーとなっています。
オブザーバーとして、株式会社三菱UFJ銀行の金融市場部長である星野昭や株式会社東京金融取引所の代表取締役専務である伊藤渡さんら数名が名を連ねています。

2018年に「第六回店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」が開催された結果、レバレッジ倍率は現行の25倍に据え置くことが決定されました。

ループイフダンで資産運用している人には安心できる結果となりました。

ループイフダン利用者は気を抜けない~レバレッジ規制10倍の可能性はまだある~

レバレッジ倍率の10倍規制が見送りされて、ループイフダン利用者は一先ず安心できる結果になりました。
しかし、まだ気は抜けません。
レバレッジ倍率が10倍になる可能性はまだあるからです。

有識者会議では、投資家保護や店頭FX業者の未収金回収リスク(証拠金以上の損失が発生して投資家からお金を回収できないリスク)などの問題からみてレバレッジ倍率の更なる規制は望ましいとされました。
しかし、店頭FX業者が財務基盤を整えて資本金を充実させれば未収金回収リスクに対処できることに加えて、通貨はボラティリティ(価格の変動)がそれぞれ大きく異なってリスクに差があるのに、一律のレバレッジ規制を設定することについて理論的に難しいという意見も出ました。

このため、ストレステストを行ってその結果をみてから、再びレバレッジ規制を含めて安全性を高めるための方策を検討することになりました。
ストレステストとは、充分な自己資本があるか財務状況をチェックする健全性審査のことです。
ストレステストは2020年1月1日から行われます。

このストレステストの結果、日本にある店頭FX業者の自己資本比率が不十分だと判断された場合、再びレバレッジ倍率10倍規制の危機も発生するので要注意です。

ループイフダンに大きく関係するレバレッジ規制の今後

レバレッジ倍率は2019年8月現在は25倍に据え置かれていますが、今後どのようになるのか予想してみましょう。

店頭FX業者が十分な自己資本を用意して2020年に行われるストレステストをクリアすれば問題なくレバレッジ25倍が維持されます。
現在、日本の各FX業者は自己資本比率を次々と上げています。
ループイフダンを提供している大手のひまわり証券などは半年で200%以上も自己資本比率を上げています。
このため、レバレッジ25倍が維持される可能性は非常に高いと予想できます。

万が一、ストレステストの結果が不十分だと判断されてしまった場合は海外FX業者を利用してループイフダンを利用しましょう。
海外FX業者ならばレバレッジ規制はありません。
しかし、ループイフダンはアイネット証券とアイネット証券がライセンスを与えているひまわり証券でしか利用できません。
このため、MT4という取引ツールにループイフダンと同じ動作をするEAというプログラムを購入してインストールする必要があるので手間がかかります。


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