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ループイフダンはロスカットアラートに気をつけろ

皆さんの中でもFX投資をやっていたり、周りでFX投資をやり始めた人が増えてきているという境遇にいる人は多いかと思います。そして、そんなFX投資の運用手段の1つとして「ループイフダン」というものがあります。

これは一定の差が生じたタイミングで売り買いを自動的に行うというシステムトレードの一手法です。個人の勘や経験に基づいてトレードを行う裁量トレードと言われる手法に比べればだいぶシステマチックにこうなったらA、そうなったらBというようなやり取りのルールを決めて運用する手法です。今回はそんなトレードをしていく中でも重要なロスカットアラートについて取り上げていきます。

詳しくは後述しますが、正直FXトレードを始めるにあたってロスカットアラートを知らない状態は危険すぎます。これから運用を始める人は少なくともこのくらいの知識は持って投資に臨みましょう。

ループイフダンのロスカットアラートとは

ループイフダンを進めるうえで注意が必要なロスカットアラートですが、これはそもそもどんなものか正しく理解していない人もいます。「ロスカットアラート」とは、証拠金に一定額もしくは一定率以上の損失が発生した場合にFX会社が顧客に対して出す警告のことを言います。

FX取引はレバレッジという持っているお金以上の取引を出来る強みがある一方で大きく負ける可能性もあるハイリスク・ハイリターンの投資手法です。しかし、運用者側も際限なく負け続ければ大破産してしまいます。そういった状態を防ぐために行われるのが「ロスカット」という処理です。

企業のよって金額や証拠金維持率に応じてロスカットが発生します。これは市場からの強制退会を意味します。投資家はどうしても負けるとその分を取り返そうと無理をしすぎてしまいますが、いきすぎた無理をストップさせる仕組みとして存在します。

そして、ロスカットアラートとはロスカットがもう少しで起こるということを表す警告になります。もしこれがなければ気づいたら強制退会させられていたという事になりかねません。

ループイフダンのロスカットアラートに注意を払う理由

ロスカットおよびロスカットアラートについて理解が深まってきたことと思いますが、それではなぜロスカットアラートに気をつける必要があるのでしょうか。理由は単純明快でロスカットがサッカーで言うところのレッドカード、ロスカットアラートはイエローカードに当たるからです。

つまり、ロスカットが発生したら運用者は問答無用で市場の外に追い出されます。追加証拠金を入れれば済む話ではありますが、精神的にもダメージは大きいです。ロスカットアラートはそれに対してイエローカードですから最終警告にあたるわけです。あと一歩でレッドカードになるよということを伝えられているわけですから気をつけないわけにはいきません。

また、いくら最終警告とは言ってもあと一歩で退場になる寸前なわけですからロスカットアラート自体も発生したらまずいという意識を持つことが大切です。少なくともロスカットアラートに意識を置いておけばひとつ飛ばしにロスカットになることはないので安心です。

ループイフダンでロスカットアラートが発生したら

次に注意はしていたけどついにロスカットアラートが発生してしまった際にどう対処すれば良いかについて紹介していきます。

絶対にあわてない

当たり前すぎて拍子抜けしてしまったかもしれませんが、実はこれが最も大切かつ多くの人が出来ないことです。アラートが発生する前には余裕を見せていたトレーダーがアラートが発生した瞬間に焦って意味不明な取引を繰り返すというパターンが実はかなり多いんです。

具体的な対処法1

それでは具体的な対処法としてやるべき対応の1つ目を紹介します。これは、「ポジションの一部もしくは全部をロスカットする」ことです。仮に自分が15ロットのポジションを持っていたとしてそのうち10ロットを決済してしまうことで証拠金維持率を上げることが可能です。

これによってロスカットされることなくそのポジションを取り続けることが出来ます。また、潔くすべてロスカットしてしまうのも手です。そもそもアラートが発生するほどの事態にいたった取引ということですから変に取り返そうとせずに思い切り切ってしまうのも１つです。

投資の世界ではどうやって勝つかだけを考えてトレードしている人が多いですが、どのタイミングで負けを認めるかも重要なファクターです。

具体的な対処法２

ロスカットアラートが発生した際のもう1つの対処法としては追加証拠金を支払うことで証拠金維持率を上げるという手段があります。出資をする分財布は傷みますがポジションを維持して取引をすることが可能です。

専門用語で「追証」といいます。ただし、これもいくら追加して資金をいれたとしても再び証拠金が足りなくなればお金をいれなければいけないという無限ループに陥る可能性があるためやはり負け時を見極めることが欠かせません。

はなから対処法を決めておく

投資をしていく中でルール決めを細かく行ってそれに応じて運用をしていくのも1つの手です。アラートが負けて○○の状態だったら追証、△△の状態だったら強制ロスカットという具合にルールを決めることでその場の感情に流されずにトレード出来るので打算的な判断をせずにすみます。

ループイフダンとロスカットアラート理想の証拠金維持率とは？

ロスカットアラートを起こさせないに越したことはありません。最後にロスカットアラートを起こさないための理想の証拠金維持率について紹介していきます。結論から言うと答えはないですし、当然証拠金維持率が高ければ高いほどアラートが発生する確立は下がります。ただし、証拠金維持率が高いこと＝資金効率の低下を意味します。1つの目安としては300%を下回らないようにするという基準を持っておくと何かの機会で役に立つかもしれません。

・そもそもロスカットアラートを起こさせない
トレードをする人の中にはロスカットアラートが発生するくらい攻めた投資をしなければ儲けられないと思っている人もいますが、それはまったくの間違いです。基本的にロスカットアラートが発生するという取引自体かなり危ない状況である認識はしておきましょう。

FX会社は取引をしている金額の手数料を対価としてもらうわけですから取引を多くしてもらった方が良いに決まっているのにそれを加味したうえでも危険であることを通知するお知らせなわけですのでそれだけで重要度の高さが分かります。

そもそもロスカットアラートを許容するという考え方自体がおかしいので基本的には発生しないように取引をしていきましょう。そして、逆に思いがけず負けこんでしまったのであればその時は潔くあきらめてそれ以上負けないようなルールをあらかじめ作っておきましょう。

今回はロスカットアラートというテーマだったためいざという時の対処法についてもお伝えしましたが、一番は投資を開始する前にすべてルールを決めてしまってから始めることです。つまり、そもそもロスカットアラームが出ないような運用ルールを持っているかどうかが勝負を分けます。起こってからの対処ではなく、起こる前の対処を心がけましょう。それさえ出来れば楽しく安心した取引を楽しめるかと思います。