ループイフダンの「ハーフアンドハーフ」とは

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ループイフダンの投資方法“ハーフアンドハーフ”

ループイフダンには、ハーフアンドハーフという投資方法があります。
この投資方法は、同じ通貨ペアの想定レンジを下半分と上半分に分けて、下半分は「買い→売り」、上半分は「売り→買い」で売買を行う投資方法です。

例えば、米ドル/円でハーフアンドハーフによるループイフダンをするとしましょう。
米ドル/円の場合は近年のレンジ幅はだいたい99円~125円です。
このため、99円~112円は「買い→売り」、112円~125円は「売り→買い」を行うのです。

ちなみに、ハーフアンドハーフを“両建て”と混同してしまう人がいますが、ハーフアンドハーフと両建ては全く別の投資方法です。
両建ては別の種類の通貨ペアを運用するという分散投資をすることで投資リスクを減らす投資方法です。
運用は同じレンジ内で行うのが基本となる運用方法です。
それに対して、ハーフアンドハーフは同じ通貨ペアによって想定レンジの高値帯で「売り→買い」、安値帯で「買い→売り」を行ってリスクを減らす投資方法です。
“ハーフアンドハーフは同じ通貨ペアを別のレンジで運用する”と覚えてください。

ループイフダンでハーフアンドハーフを行うメリット~含み損が半分以下~

ループイフダンでハーフアンドハーフを行うメリットの一つは、含み損が通常の運用半分以下で済むというものです。

米ドル/円をループイフダンで「買い」だけで1円刻みで10,000通貨、損切り無しでポジションを増やして購入していくという設定で運用したとしましょう。
このレンジ高値の125円から99円まで相場が下落したとき、含み損は約3,600,000万円となります。

ところがハーフアンドハーフで運用した場合、125円~112円は「売り」となっているので、「買い」の高値は112円となります。
つまり、含み損は112円~99円までの下落分である約91万円だけなのです。

そして、含み損が少なくなるということは“必要証拠金の減額”というメリットももたらしてくれます。
125円~112円の想定レンジで運用する場合、「買い」だけでループイフダンを運用するならば3,600,000万円以上のお金を用意しなければなりません。

※3,600,000万円用意しなくても運用できますが、ループイフダンでの運用は証拠金不足によるロスカットをさせないようにするのが基本です。
このため、最悪の事態を想定して最大損失をカバーできる証拠金を用意するのが普通です。

ところが、ハーフアンドハーフでループイフダンを運用するならば、100万円以下の証拠金で運用することができるようになります。

ループイフダンでハーフアンドハーフを行うメリット~逸失リスクを減らす~

ループイフダンでハーフアンドハーフによって運用するメリットとして、逸失リスクを減らせるというものもあります。
逸失リスクとは、簡単に言えば“利益の取り逃し”のことです。

米ドル/円のレンジを99円~125円と想定していたとしても、3,600,000万円ものお金を用意するのは簡単ではありません。
このため、1,000,000万円程度の資金しか用意できなくて「買い」だけで運用する場合は、105円~118円程度のレンジ幅でループイフダンを運用するのが限界です。

ところが、ハーフアンドハーフで運用する場合は含み損を大きく減らせるので1,000,000万円しか資金を用意できなくても想定レンジ一杯の99円~125円で運用できるようになります。

つまり、「買い」だけで運用した時に発生する99円~105円までの値上がりによる逸失リスクや、125円~118の間で値動きした時の逸失リスクをハーフアンドハーフによってレンジ幅を広げて運用することで得られるようになるのです。

ループイフダンでハーフアンドハーフを行うデメリット~リスク二倍の危険性~

ループイフダンでハーフアンドハーフを行う最大のデメリットが、リスク二倍の危険性があるということです。

ここまでの解説を読んだ人は、「含み損のリスクを半分以下にできるのに、ハーフアンドハーフにリスク二倍の危険性なんてあるの?」と思うでしょう。
実はあるんです。

ハーフアンドハーフによる運用は、通貨ペアの想定レンジを大きく越えて値動きがプラスやマイナスになる事態が発生すると、ハーフアンドハーフの運用方法にはマイナスにしかならないのです。

どういうことか具体的に説明しましょう。
通常の「買い」だけでループイフダンを運用する場合、値動きに大きくマイナスになる悪い事態が発生すると損失が発生します。
しかし、値動きにプラスになる事態が発生した場合は利益が増えるだけなので問題ありません。
また、通常の「売り」だけでループイフダンを運用する場合、値動きに大きくプラスになる良い事態が発生すると損失が発生してしまいます。
「売り→買い」の場合、高く売って安く買い戻すことで利益を得るので突然高く値上がりされると困るのです。

それに対して、ハーフアンドハーフによる運用の場合は、想定レンジの下半分では「買い→売り」による運用なので値動きに大きくマイナスになる事態が発生すると、損失が発生します。
さらに、想定レンジの上半分では「売り→買い」による運用なので値動きに大きくプラスになる事態が発生しても、損失が発生してしまいます。

このように、通常の運用の場合は「買い」であれば想定レンジを越える値下がりリスク、「売り」であれ想定レンジを越える値上がりリスクしかありません。
しかし、ハーフアンドハーフは「売り→買い」「買い→売り」の両方を行うので、想定レンジを越える値上がりリスクと値下がりリスクの二つの危険性があります。
つまり、通常のループイフダンの運用と比較した場合、ハーフアンドハーフは危険性が二倍となるのです。

もっとも、ループイフダンでハーフアンドハーフによる運用をした場合、レンジ幅を広くとれるのでレンジ幅を越えるリスクを大きく減らせます。

ループイフダンでハーフアンドハーフを行うデメリット~その他~

ループイフダンでハーフアンドハーフを行うちょっとしたデメリットは他にも以下のようにあります。

・面倒くさい
ハーフアンドハーフは、ループイフダンと双璧をなす自動売買ツールであるトラリピから流入した取り引き方法です。
このため、トラリピには一定の価格で「買い」「売り」を自動で反転するシステムがあるので、本当にほったらかしの自動売買が可能です。
しかし、ループイフダンはトラリピのハーフアンドハーフによる運用方法を流用しているだけなので、ループイフダンには一定の価格で「買い」「売り」を自動で反転するシステムがありません。
このため、「買い」「売り」を反転する価格になったらループイフダンを停止して手動で設定を直さなければならないので面倒くさいというデメリットがあります。

なお、ループイフダンの停止と聞くとロスカットを心配する人もいますが、ループイフダンで反転する時は利益しか発生していない状態なのでロスカットの心配はありません。

・スワップポイントによる利益を狙えない
FX取引で、スワップポイントによる利益を狙う人がいます。
しかし、ハーフアンドハーフによるループイフダンの運用は同じ通貨ペアを別のレンジで「買い→売り」「売り→買い」する運用方法なのでスワップポイントを受け取ることも払うこともあるので、スワップポイントによる利益は狙えないというデメリットもあります。

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ループイフダン・ラボ
ループイフダン情報専門メディア、ループイフダン・ラボ。
ループイフダンに関する有益な情報のご提供に努めて参ります。

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