ループイフダンとコアレンジャーを比較

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ループイフダンとコアレンジャーとは

日本のFXには様々な自動売買があります。その中でも有名なものがループイフダンとコアレンジャーです。この二つの違いについて今回、それぞれの特徴や注意点、運用成績などをお話しし、解説していきます。二つの名前は知っていてもどちらがどういったものなのか知る人はそこまで多くありませんから、これを読めばきっとその二つやそれぞれの注意点について知ることができるのではないでしょうか。
最初にループイフダンとコアレンジャーのプロフィールを簡単に紹介しておくと、ループイフダンはアイネット証券とひまわり証券の、コアレンジャーはインヴァスト証券の自動売買になります。
それぞれ独自の自動売買方法ですが、アイネット証券とひまわり証券はともにISホールディングスのグループ会社です。この企業グループは多角経営を積極的に行っており、FX取引以外にもIT事業、金融事業、不動産事業、カーシェアリング事業、ホテル事業、発電事業など様々な事業展開を行っています。そのため、それらのノウハウを生かしたサービス等にも定評があり、このループイフダンもユーザーフレンドリーな自動売買として評価を得ています。
一方コアレンジャーのインヴァスト証券は兵庫の地方銀行である兵庫銀行(現・みなと銀行)の系列で、現在は東京の金融グループである光陽グループと関係の深い中堅証券会社です。オンライン業務に特化した証券会社であり、実店舗を持たない分低コストで金融商品を提供しているという強みがあります。その商品の一つとして自動売買のコアレンジャーがあるのです。
これら2つの自動売買ですが、提供する会社が異なるというのが最初の違いと言えます。

ループイフダンとコアレンジャーの仕組み

ループイフダンとコアレンジャーの仕組みについてお話しします。
まずループイフダンの仕組みとコアレンジャーの仕組みは原則一つの行動原理で共通しています。それは安くなったら通貨を買い、高くなったら通貨を売るという安く買い、高く売るという点です。そのタイミングがそれぞれ大きな仕組みの差となっています。
ループイフダンは一つの数字を設定します。その数字ごとに売買を行い、その数字の利益が出るタイミングで売るという仕組みです。つまり数字を15銭と設定すれば15銭ごとに通貨を買っていき、15銭の利益が出るタイミングで売っていきます。日本円と米ドルの通貨ペアで考えると、最初に買う設定にした場合、まず米ドルを15銭ごとに買っていきます。そして、15銭の利益が出るタイミングでこれまで買ってきた米ドルを売って日本円にしていくという仕組みになります。相場に応じてどんどん相場を追った売買を行っていくという特徴があります。
コアレンジャーは両建てと自動売買を行う範囲を設定して自動売買が開始されます。
両建てとは二つの真逆の注文を行うテクニックで、日本円と米ドルの場合、片方は日本円で米ドルを買う所からスタートし、もう片方は米ドルで日本円を買う所からスタートします。そして相場が動いていくと日本円と米ドルの取引を二つの注文が同じタイミングで同じ金額の売買を逆に行っていく取引になります。
自動売買を行う範囲を設定するというのもコアレンジャーの仕組みです。日本円と米ドルの通貨ペアを例にとるとあらかじめ1ドル100円から110円の範囲(レンジ)で自動売買を行うと設定します。そして、その範囲内で自動売買を行うトラップ(決まった値段に来たらその時点で売買を行)を配置します。そのトラップの感覚はレンジの中央で狭く、そしてレンジの端に行くほど広くなります。そしてレンジ内で両建ての自動売買を行っていくのです。
このように二つの自動売買は仕組みの上でそれぞれ違いがあります。

ループイフダンとコアレンジャーの特徴

ループイフダンとコアレンジャーにはそれぞれ特徴があります。ループイフダンは相場についていく自動売買、コアレンジャーは決まった範囲で両建ての売買を行っていくという特徴です。
ループイフダンは相場がどんどん下がっていく場面であっても資金の範囲内で決められた間隔に従って通貨を買っていき、上がっていくだけの場面でも手元にある通貨をどんどん売って利益を出して行くという特徴があります。つまり、ある程度相場が動いても自動売買を行い続けるという特徴があります。
一方コアレンジャーは決められた範囲内であればどんどん自動売買を行い、両建てによってその回数が非常に多いという特徴があります。そのため、設定された範囲の取引であれば積極的にそれぞれの注文で利益を稼ぎ出してくれるという特徴があるのです。
このように相場についていくループイフダンとはまったら一気に売買を行って稼いでいくコアレンジャ―と言う取引の性格の違いが特徴の違いと言えます。

ループイフダンとコアレンジャーの注意点

ループイフダンとコアレンジャーは残念ながら注意点もあります。
ループイフダンは自動売買を行うポイントが余る一回の自動売買の利益設定が少ないと言う注意点、コアレンジャーは含み損を抱えやすい、レンジが外れたらすぐに資金がなくなるという注意点が挙げられます。
ループイフダンはどんな状況にあっても自動注文が全て利益になるのではなく、一番安い時に買った時の注文や高い時に買った注文が利益にならずそのまま残り続けてしまうことがあります。その分が含み損になってしまうので、これを最終的に損切りする必要があります。利益設定も少ないため、やや詳しい方が利用しようとすると物足りなさを感じる可能性があります。こういった注意点が挙げられます。
コアレンジャーは両建てのため含み損も多くなりやすい傾向があります。二つの注文を行う分、自動売買による含み損もそれなりに多くなるため、利益を上げやすい分最後の清算の際にそれらの損失も計上する点に注意が必要です。またレンジを外れると一気に含み損が膨れ上がるため資金がなくなりやすいという点も注意が必要です。
ともに含み損を抱えますが、コアレンジャーは両建ての分特に抱えやすいという点で注意が必要です。

ループイフダンとコアレンジャーの運用成績

ループイフダンとコアレンジャーの運用成績についてそれぞれの共通した得意分野になるレンジ相場になりやすいオーストラリアドルとニュージーランドドルの通貨ペアで行った運用成績があります。
まず結果から言うとコアレンジャーの方が利益を出しました。しかし、ループイフダンは安定して収益を上げており、たまたまコアレンジャーの運用で大きく成功した場面があったためトータルでループイフダンより利益が出たということです。つまり、安定したループイフダンと波があるがはまると一気に利益が出るコアレンジャーと言う傾向でした。
あるサイトで1年実験をしたところ、コアレンジャーの方がループイフダンの半分以下の利益しか出なかった月もあれば、ループイフダンの11倍以上の収益を上げている月もあるという結果でした。つまり、コアレンジャーは波があるということが分かったのです。
収益の幅もループイフダンは1,000円後半から6,000円程度なのに対しコアレンジャーは1,000円前後から12,000円に届く勢いの月があるなど幅も広い成績を残しました。
この原因としてループイフダンは単独の注文なのに対し、コアレンジャーは最初から二つの注文を一つの自動売買で行う両建て用の自動売買と言う特徴から通常の倍以上の売買機会があるため、その分利益を出しています。
ただし、コアレンジャーは両建てを行っているので、証拠金の含み損も最終的に考慮する必要はあるので注意してください。いずれにしても両建ての分月々の運用実績だけを見れば収益が上がりやすい自動売買と言えます。


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