ループイフダンと”窓”

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ループイフダンで注意すべき窓とは

ループイフダンは主にFXで自動売買を行うシステムです。
そんなループイフダンが対象とする取引に窓というものがあります。
この窓とは、一言で言うと大幅に通貨の価格が飛んだように変化するということです。
特に月曜日に発生し、例えば前の取引日までは1ドル100円だったものが、翌朝いきなり1ドル110円からスタートするという急な価格の飛びのことです。
例のようなパターンはまずありませんが、週明けに1円以上の金額が変化することがあり、これがFX取引の致命傷となることもあります。
この窓はループイフダンでも発生することがあり、急な価格変化の状態でのスタートで自動売買がうまく動作してくれないというトラブルを引き起こす可能性があるのです。
このようにFXや、それを対象とするループイフダンにとって深刻な問題になりかねない窓について、今回そう言った価格の飛びが起こる原因や注意点、そしてその対策などについてお話ししていきます。
これを読めば月曜日の朝に深刻な状況を引き起こす窓はどのようなものか知ることができるのです。

ループイフダンで窓ができる原因

ループイフダンで窓ができる原因は、主にループイフダンの取引停止の間に他の国で取引が行われ、急な価格変化を起こしたまま月曜に突入するということで発生します。
FXは基本的に土日祝日を含め、世界のどこかで24時間必ず取引が行われています。
ただ、日曜日に取引が行われている国は少なく、値動きもほとんどないのが平常のパターンです。
なぜなら日米欧と言った為替相場の主な取引国は株式はもちろんFXなどの取引が日曜日は停止しており、取引量の多くを占める国が取引を行っていないからというのがその理由として挙げられます。
しかし、木曜日が祝日となり、日曜日が平日扱いになっている中東諸国ではわずかながらFXの取引が行われているため、為替相場は動いているのです。
通常であれば、中東での取引は現地のトレーダーが関わるだけで、そこまで値動きが起きないのですが、海外のトレーダーが取引に参加することで激しい値動きが起こり、その勢いのまま月曜日を迎えると全く異なった価格でスタートしてしまうことがあります。
また、何億と言う単位の個人投資家に対しては大口の注文であれば、欧米各国が休みの間にも注文を受け付けている会社もあるため、その注文が日曜日に多数入った場合も月曜日の価格が大幅に変化していることがあるのです。
このようにループイフダンの取引が停止している間に別の国や大口の投資家からの例外的な注文によって価格変化が起こっており、ループイフダンが再開されたとき、つまり窓が開いた時、全く違った価格になって取引がスタートされてしまうのが「窓」と呼ばれる現象になります。
月曜日の朝、一週間のスタートにこういった窓によって大きな損失を被ると一週間ずっとブルーな状態で過ごすことになりますから、注意点を押さえしっかり対策を取っておくのがオススメです。
このように窓は恐ろしい現象ではあるのですが、この急激な価格変化が起こっても耐えることさえできればそのまで恐れるものではありません。
なぜなら窓埋め(一部のトレーダーは当て字で窓梅と呼ぶ)という現象が起こるからです。
この現象は前の取引の水準に価格を戻す動きであり、例えば1円上がった状態で窓が開いても短期間のうちに1円下落して元の水準になる状態が発生します。
この現象は高確率で起こるため、窓埋めの現象のみを狙っているトレーダーもいる位です。

ループイフダンにおける窓の注意点

このようにロスカット対策さえ何とかすれば月曜日の窓はそこまで脅威ではありませんが、ループイフダンを行う場合は注意があります。
それは、大幅な含み損が発生することがあること、決済注文が実行されないことです。
価格が大幅に変化してスタートしたら手持ちの通貨の資産評価額が非常に低くなることがあります。
これによって含み損(もともとの資産額より金額が減ってしまう状態)を抱えることになるのです。
この状態が続くとループイフダンのやめどきを考えるのが難しくなります。
また、急激な価格変化でロスカットなどが起こると証拠金がなくなってしまうため、ループイフダン自体が継続できなくなってしまうこともある上、あまりに急激な変化を伴った窓の場合、非常にまれですが追加証拠金を求められることも可能性として否定できません。
つまり、月曜日の朝は窓が開いた瞬間ループイフダンの終わりとなるケースがあるのです。
この窓が開いて終わりというのがループイフダンの窓の注意点と言えます。
もう一つは、決済注文が実行されないという点です。
月曜日の朝に全く違った金額になっていればその間の価格帯で決済注文が発動して、どんどん収益が得られるということも想定されます。
しかし、実際はループイフダンの決済注文を行わず、停止したまま窓が閉まっていくという状態になることが少なくありません。
このようにせっかく価格変化があってもロスカットのリスクが発生するだけで決済注文が発生しない(約定しない)のです。
時にチャンスとも言えるようなこの窓が開いた価格変化もループイフダンは何も行わない、作動しないという点に注意する必要があります。
このように窓はループイフダンにとってロスカットのリスクだけが存在し、メリットはほとんどないということです。

ループイフダンの窓の対策

ループイフダンの窓はリスクのみが先行する現象です。
そんなループイフダンの窓の対策はどのようにすればいいのかと言えば、余裕のある状態で週末を迎えることを挙げます。
基本的にFXの投資家は値段が飛ぶような事態、今回紹介する窓のような状態になってもロスカットされないように、余裕のある資金体制を取っていることが多く、それが有力な対策として用いられているのです。
しかし、トレードに慣れていない、ループイフダンを始めたばかりという方は、少ない資金をギリギリまで投資に回し、さらにレバレッジを高くかけて短期的な利益を上げようとしがちになります。
そういったスタイルでは月曜日に窓が開くような事態になった瞬間ロスカットが発動し、取引ができなくなります。
このような悲惨な事態を回避するには週末にレバレッジを下げたり、追加で証拠金を入れておき、万が一の事態(月曜日の窓が開いた事態)にも耐えられるような対策を取ることが大切です。
また、マイナーな通貨ペア(日本円と南アランドなど)の場合、特に窓が発生しやすいため、慣れないうちは日本円米ドルや日本円ユーロなどメジャーな通貨ペアで取引するということもポイントと言えます。

ループイフダンもFXも窓には警戒を

ループイフダンやFXは対象となる為替相場自体が全世界のどこかで毎日行われています。
一方ループイフダンは日曜日の取引のみ停止し、その間に相場が動いた場合窓によって、異なった金額でのスタートが強いられるのです。
そういた時、ロスカットされるリスクが発生するために余裕のある資金繰りにしたり、窓が発生しやすい通貨ペアを避けるといった対策が有効と言えます。
そういったことを考慮しながらループイフダンを行うと、より安全に資産を増やすことが可能になるのです。
ただ、ループイフダンは窓が発生すると、その間の決済注文が約定されないという点はしっかり注意して取り組む必要があります。


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