ループイフダンのライバル、オートレールとは

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ループイフダンのライバルFX自動売買ツール“オートレール”について

アイネット証券やひまわり証券が提供しているメジャーなFX自動売買ツールのループイフダン。
そんなループイフダンにライバルともいうべきFX自動売買ツールがいくつかあります。

そんな自動売買ツールの一つが、マネックス証券が提供しているオートレールというツール。
オートレールとは、“オート”と“トレール”を組み合わせた造語であり、オートでトレール注文をできるというシステムが最大の特徴となっています。

トレール注文とは、実際の値動きにリアルタイムでトレール幅(価格から損切り価格までの幅)が追従することで一回の取引の利益を最大限得るシステムです。

ループイフダンなどの自動売買システムでは、予め設定した利益確定値幅よりもレートが上昇しそうであっても自動決済をします。
しかし、オートレールではトレール幅を設定することでリアルタイムにレートに自動で追従するから上昇した際の利益を最大限得られます。

たとえば、10,000通貨のドル/円をレート100円で買ったとします。
ループイフダンで1円値幅で利益確定をする設定であった場合、たとえドル/円が105円や106円と値上がりしそうでも自動的に101円で決済します。
ところが、トレール幅を1円に設定したトレール注文をすると、トレール幅がレートにリアルタイムで追従します。
ドル/円のレートが106円になったときの損切り価格(利益確定価格)は105円となり、この価格をトレール価格といいます。
一度上がったトレール価格は下落しない仕組みなので、ドル/円が105円になってもトレール価格が104円になったりしません。
このため、レートが107円に到達せずにそのまま下落して105円になったら決済となります。
ループイフダンよりも一回の注文で40,000円も多く利益を得られたのです。

では、ループイフダンとオートレールを比較してみましょう。

ループイフダンとオートレールの比較~利益~

まずは、ループイフダンとオートレールのどちらがより利益を出せるか比較してみましょう。

一度の注文で多くの利益を出せるオートレールの方が多くの利益を出せるように思えますが、ループイフダンと比較した場合、最終的な利益は同じです。
というのも、先程の10,000通貨のドル/円をループイフダンで1円の利益確定値幅でレート100円で購入したという設定の場合ですが、ドル/円が106円まで上昇して105円に下落するとします。
このとき、ループイフダンは100円で購入して101円で売却し、101円で購入して102円で売却するという動きを106円まで繰り返して60,000円の利益となります。
そして、106円で購入したポジションは105円に値下がりするので10,000円の含み損となります。
つまり、50,000円の利益となるわけです。

それに対して、オートレールも10,000通貨を100円で購入して105円で売却するので50,000円の利益となり、同じ利益になります(※1)。
オートレールは、ドル/円を95円~105円のレート幅内で売買するというようなレンジ幅を予め設定するような自動売買ツールに対しては利益的に有利に立てますが、ループイフダンに対しては互角なのです。

(※1)ループイフダンでは106円で購入したポジションを保有している状態なのでレートが再び上昇することで利益が増える可能性も、レートが下落して利益が減る可能性もあります。
レートが下落しそうならば、ループイフダンを一度停止してポジションを手放してしまいましょう。

ループイフダンとオートレールの比較~手数料~

ループイフダンとオートレールの利益は互角だとしました。
しかし、そこには手数料は考慮されていません。
実は、ループイフダンは手数料無料なのに対して、オートレールは10,000通貨以下の取引の場合は1,000通貨あたり片道30円の手数料がかかります。
1,000通貨を一回売買しただけで60円も利益が減るのです。

このため、1,000通貨や2,000通貨など10,000通貨以下で取引する場合にオートレールを使うと利益が大きく減るので、10,000通貨以下の場合はループイフダンの方がお得となります。

ループイフダンとオートレールの比較~滑りや損切りによる思わぬ損失~

オートレール注文には、滑りや損切りによる思わぬ損失が発生する場合があるので素人にはループイフダンの方がおすすめです。

ループイフダンは、取引スタート時に成行注文するだけで、二回目からは売買価格をしていする指値注文となっているので、売買価格が想定から乖離する“滑り”がありません。
それに対し、オートレールは注文すべてが成行注文です。
このため、売買時に偶然注文が同時に多数入ると、想定から大きく乖離した高値で購入したり、安値で売却してしまう滑りによって思わぬ損失が発生する場合があります。

次は、損切りです。
自動売買ツールは損切りせずに取引をするのが基本です。
このため、ループイフダンは損切りあり/なしを選べますが、オートレールはトレール幅を設定するので必ず損切りしなければいけません。
この損切りに対するオートレール利用者の口コミとして、「オートレールは損切りが多くて無駄な損失がでるから困る」という口コミが多くあります。

実は、トレール幅が曲者なんです。
レートの上昇利益をより多く得ようとした場合、トレール幅は狭ければ狭いほど利益が増えます。
たとえば、ドル/円が110円まで上がってから下落したとしましょう。
トレール幅が1円ならば109円で利益確定できますが、トレール幅が2円ならば108円での利益確定となるからです。

しかし、利益追求をするあまりにトレール幅を極端に狭くしてオートレールを運用することによって相場が上昇トレンドに入る前のちょっとした値動きによる下落でも損切りが発生してしまうというケースが頻発しているんです。

利益を追求すれば損切リスクが高まるし、損切リスクを抑えれば利益が減るので通貨ペアごとによる最適なトレール幅を素人が見極めることが難しく、オートレールで思わぬ損失を出す人が少なくありません。

ループイフダンとオートレールの比較~通貨ペアの種類~

ループイフダンやオートレールといったFX自動場合ツールでは、取引できる通貨ペアの種類に制限があるので比較してみましょう。

  • ひまわり証券のループイフダン
    ひまわり証券が提供しているループイフダンで取引できる通貨ペアは「ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、ユーロ/ドル」の5種類だけです。
  • アイネット証券のループイフダン
    アイネット証券が提供しているループイフダンで取引できる通貨ペアは「米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、
    豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円、スイスフラン/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドル、豪ドル/NZドル、NZドル/米ドル」の14通貨ペアです。
  • マネックス証券のオートレール
    マネックス証券が提供しているオートレールで取引できる通貨ペアは「米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円、スイスフラン/円、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、南アフリカランド/円、シンガポールドル/円、香港ドル/円、トルコリラ/円、人民元/円、メキシコペソ/円」の16通貨ペアとなっており、アイネット証券のループイフダンと比較した場合、オートレールが一歩リードしています、

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